容器包装3R実績を評価する施策を

2015年1月21日

こんにちは、横浜市一般廃棄物許可業協同組合blog担当shです。横浜市ではG30から3R夢としてさらにリサイクルが色々な形で進んでおりますが、

今日はその3Rに関する記事を記載します。

身近な商品に使われている容器包装の3R(リデュース・リユース・リサイクル)は、社会、経済活動に着実に定着している。消費者と事業者が循環型社会構築に向けて認識を共有化し、行政の後押しによって成果につながっている。一方で、多様な素材が使われている容器包装は、3Rに関しても画一的な対策ではなく、費用対効果も考えて素材ごとに合理的手法を選択する必要がある。 容器包装の主要製品を提供しているガラスびん、PETボトル、紙製容器、プラスチック製容器、スチール缶、アルミ缶、飲料用紙容器、段ボールの8団体は3R推進団体連絡会を2005年に結成した。これまで2回の3R自主行動計画を策定しており、15年度は第2次計画の最終年度を迎える。 昨年末に発表した13年度リデュース実績(04年比)は、PETボトルの14・1%をトップに軽量化が進み、15年度目標を5素材が上方修正した。リサイクルは素材ごとに定義が設定されており、一概には比較できないものの段ボール、スチール缶、PETボトル、アルミ缶は80%以上を達成した。 1995年に施行、00年に完全施行された容器包装リサイクル法(容リ法)が、リサイクルのみならず3Rの取り組みを支援したことは間違いない。消費者の環境意識が高まり、事業者は競って3Rを推進した。 容リ法施行以前から、再利用や再資源化が進んでいた金属缶や段ボールは、施行後も事業者が経済的負担を負わないでリサイクル率が向上した。現在、同法で事業者が負担を負っているのはプラ製容器、ガラスびん、PETボトル、紙製容器の4素材。ピークの06年度に485億円にまで上昇した負担は、13年度は約380億円と2割以上減少した。リデュースとリユースを含め消費者と事業者の連携による取り組みの成果である。 課題も残っている。リサイクル費用総額は減少したものの、その94%をプラ製容器が負担している。この比率は06年度以降ほとんど変わっておらず、費用の面からは「プラ製容器包装リサイクル法」と言い換えられるほどの依存度の高さだ。 3Rによって容器包装の循環型社会構築は確実に進んでいるが、これからは素材の特性を活かした対策をより広げる必要がある。分別が容易でないプラスチックを元の材料に戻すことには限界がある。容リ法で優先されている材料リサイクルの経済合理性は見いだしにくい。容リ法改正の議論は歯車の合わないまま時間を浪費している感がある。問題点を整理して、利害関係者が共通認識を醸成できる議論が待たれる。

限界を超えて、あまった廃棄物は、廃棄として出されれば、業界も潤いますね

タグ


このページの先頭へ