まだあるリサイクルできる物~使い捨て歯ブラシをリサイクル~

2015年5月28日

こんにちは、横浜市一般廃棄物許可業協同組合Blog担当SHです。本日の廃棄物ニュースは使い捨て歯ブラシをライオンがリサイクルする記事になります。

 

ライオンは25日、使用済み歯ブラシを回収してプランターなどとしてリサイクルする事業を開始した。学校や団体、個人などが対象。希望者は事業を共同運営するテラサイクルジャパンのホームページに事前登録し、2キログラム(約200本)以上集まったら業者が回収する。10グラムごとに2ポイントを付与し、一定のポイント数に達したら使用済み歯ブラシを再利用したプランターやベンチを贈呈する。

歯ブラシは国内で年約4億5千万本が生産されるが、使用済み後は大半がリサイクルされず廃棄されてきた。ライオンは「手軽にリサイクルする場を提供し、定期的な交換を促し利用者の健康維持に貢献したい」としている。

旅行に行った宿泊先では必ず使い捨て歯ブラシが置いてあり便利ですね、しかし物が小さいので集めてリサイクルするのも大変そうです。探せばまだリサイクル可能な物がありそうですね?

スプレー缶穴開け引火、また札幌で死亡火災  処理法で自治体と環境省、異なる見解

2015年5月17日

こんにちは、横浜市一般廃棄物許可業協同組合blog担当shです。本日の記事はスプレー缶に穴を空ける空けないで事故発生の記事を記載します。

札幌市南区で10日夜、夫婦2人が死亡した住宅火災は、可燃性ガスが入ったスプレー缶の「穴開け」作業中に、何らかの原因で引火した可能性が高いとみられている。同市内では昨年3月にも同様の死亡火災が発生。道内各地でも同種火災が後を絶たない。しかし、回収コストや危険性などの問題から、道内の多くの自治体は使用済みスプレー缶やガスボンベの穴開け回収を続けており、札幌市消防局は「不安な時は消防署に持ち込みを」と呼び掛けている。 「ボンボンと大きな音が聞こえ、1階からすごい火が出た」。10日夜、同区北ノ沢の住宅街。その1戸から突然、炎が上がるのを目撃した40代女性はこう話した。札幌南署などによると、焼け跡からは焦げたスプレー缶15本が見つかり、うち少なくとも2本には穴が開いていた。缶を開ける工具も見つかったという。 道危機対策課などによると、スプレー缶が原因とされる道内の火災は2013年に63件、14年に66件発生。多くが、自宅など屋内で穴開け作業中にストーブやガスこんろなどから引火したとみられる。14年3月には札幌市中央区の60代女性が、自宅でカセットこんろ用ガスボンベの穴開け作業中に引火し、焼死する火災も起きている。 札幌や旭川、釧路市など、使用済みスプレー缶などのごみ出しの際、穴開けを求める道内の自治体は多い。穴が開いていない缶などがごみ収集車の中で圧縮されると、缶の中の可燃性ガスが火災や爆発などを起こす可能性があるためだ。

 

スプレー缶火災をどう防ぐ

市民が穴開けしないのが望ましいと環境省

しかし、全国で穴開け作業中の火災が相次いだため、環境省は昨年度、全国の自治体に「市民が穴開けしないようにすることが望ましい」と通知。スプレー缶の製造会社などでつくる日本エアゾール協会(東京)も「缶に入った可燃性ガスは、ビニール袋で起きる静電気でも引火する可能性がある。使い切った後もガスが残っている場合があり、穴を開けるのは危険だ」と警告している。 道内では千歳、苫小牧両市などが穴を開けずに回収しているが、札幌市環境局は「(穴を開けないと)収集車ではなく、別のトラックなどで回収しなければならず、数億円のコスト増になる」と慎重姿勢。同市は11年度から、消防署などで持ち込みを受け付けており、14年12月末までに約5万3500本を回収。ただ、まだ広く知られていないのが現状だ。 同市消防局は、穴開けの注意点として《1》風通しが良く、火気のない屋外で作業する《2》中身を使い切り、ガス抜き器具を使う―などを挙げ、不安な場合は、持ち込み回収を利用するよう勧めている。

今回は札幌でおきた事故ですが全国の自治体でも事故が相次いでおり、各産業廃棄物の業者でもパッカー車が燃えた等が頻繁に発生しており

空けるか空けないかは中々解決ができない問題ですね。

 

 

プラスチックごみの新たな方向性

2015年5月14日

こんにちは、横浜市一般廃棄物許可業協同組合です。本日の記事は

家庭から出る全てのプラスチックごみの分別・回収に向けたルール作りを環境省が進めている記事を記載します。

2011年度から様々な業種の企業などと行っている試験的な取り組みを踏まえ、来年度以降、検討を本格化させたい考えだ。資源の有効活用につながるとの期待が高まるが、コストや回収業務に伴う負担など課題も少なくない。

「捨てられず、家に置いていたものをまとめて持ってくる方が多いですね」。東京都武蔵野市の繁華街にあるメガネ専門店のレジカウンター。「ご不要のメガネをお持ちください」と書かれた回収箱から古いメガネを取り出しながら、伊東一成店長(26)が説明する。

店舗でのプラスチック製品の回収は、同省が企業などの協力を得て進めている試験的な取り組みの一環だ。同店では、13年度に回収箱を設置。これまで、一度に六つのメガネを捨てにきた客もいたという。女性客(59)は「どうやって捨てればいいかわからなかった。これからはお店に持っていきたい」と話した。

現在、プラスチックごみで分別・回収のルールが定められているのは、ペットボトルや食品トレーなど「容器・包装」に用いられているもの。00年に全面施行された容器包装リサイクル法に基づき、各自治体によって回収され、別のプラスチック製品などにリサイクルされている。残りのプラスチックごみは、不燃物や可燃物などとして捨てられ、埋め立てられたり、焼却処分されたりしている。

同法で分別・回収の対象が「容器・包装」に絞られたのは、家庭ごみの6割を占めるこれらへの対応を優先させることで、ごみ全体の減量を効率的に進めるためだった。

その他のプラスチックごみは、言わば“後回し”にされた格好で、同省の新たな取り組みは、これらのプラスチックごみについて分別・回収の仕組みを作り、リサイクルの可能性を探るものだ。プラスチックの原料である石油の価格は長期的に上昇が見込まれており、経済的な観点からも、リサイクルへの期待がかかる。

回収について、同省は、ボタン型電池などと同様に、協力店舗での実施を想定している。ショッピングモールやスーパー、小売店などにプラスチックごみの回収箱を置いてもらい、回収に適した場所や、より消費者に訴えられるPR方法を検証する考えだ。

  •  回収箱の設置への協力は、11年度の6社・団体から42社・団体に増え、昨年度の回収拠点は600か所を超えた。ある協力企業は「お客様の関心が高まり、問い合わせも増えた」と手応えを語る。同省によると、これまでの取り組みを通じ、ショッピングモールでの回収量が多いことなどがわかってきたという。 また、ペットボトルや食品トレーと異なり、金属など別の素材と組み合わさっていることが多く、分解などの手間で余計なコストがかかる。例えばメガネの場合は、プラスチックでできているレンズなどと他の金属製部品を分ける作業が必要になる。分別・回収コストについて、同省は1キロ当たり最大63円と試算。食品トレーなどのコスト(同53円)と比べると割高となる。
  •  プラスチック関連の業界団体は、「容器・包装以外のプラスチックごみは、品質にばらつきがあり、量もごみ全体からすると多いとは言えない。負担やコストを考えると割に合わず、ルールが作られても定着しない可能性もある」と指摘する。
  •  ただ、コストや負担増など課題も少なくない。回収の担い手と想定されている各企業には、回収のノウハウがないため、負担が増えて通常業務に支障が生じることなどへの懸念の声も聞かれる。

基本は家庭から出されるプラですが、自治体により家庭から出るものと事業活動からでる(事業系)で分別・出し方に違いがあるのも処理先の    関係で違うのが気になりますね。

プラスチック容器包装とは

 

 

13年度の給食廃棄物、6割が再利用 環境省調べ

2015年5月12日

こんにちは、横浜市一般廃棄物許可業協同組合blog担当shです。本日の記事は給食の食べ残しに関するデータです。

 

環境省は30日までに、2013年度に小中学校で発生した給食の食べ残しは児童生徒1人当たり7.1キログラムだったとする試算結果を発表した。

全国の市区町村にアンケートし、約1389自治体の回答から推計。給食に伴う廃棄物は全体で児童生徒1人当たり17.2キログラムで、食べ残しのほか、調理した際に出るくずが5.6キログラム、廃油などが4.5キログラムとした。

一部の市区町村の回答を基に給食を残した割合を示す「残食率」を求めたところ、平均で約6.9%だった。農林水産省の09年度の調査では、ホテルや旅館、披露宴会場などの残食率は13~14.8%だった。

給食の食品廃棄物を肥料や飼料として再利用している割合は59%。食品製造業の95%に比べると低いが、外食産業の25%、小売業の45%よりは高かった。

環境省は給食の食品廃棄物はさらに減らせるとみており、今年度から給食の食品ロスの削減などを目指す自治体の取り組みを後押しする事業を始める。

食品残さとして、減らせるのは良い事ですが、処理可能な業者がまだ少ないのが今後の課題ですね。

 

 

 

不燃ごみから放射線=毎時4マイクロシーベルト―東京都北区

2015年5月6日

こんにちは、ゴールデンウイーク最終日は、ご家族サービスされた方はぐったり、仕事をされた方は渋滞に巻き込まれぐったり、

ではなかったでしょうか?今日のニュースは不燃ごみから放射線の記事をご紹介します。先日も池袋の公園で埋まっていた、金属部品から

放射線が発見されましたが、今回も北区から回収した中に有ったようですのでご紹介いたします。

東京都北区は6日までに、同区内で回収した不燃ごみの中にあった金属製の箱から毎時4.15マイクロシーベルトの放射線を計測したと発表した。区内の通常時線量の約50倍で、箱は形状が健康器具として販売されていたラドン発生器に似ているという。 北区によると、5日に回収した不燃ごみを大田区の資源再生業者に持ち込んだところ、金属製の箱から放射線を検出。箱の大きさは縦20センチ、横30センチ、高さ5センチで、北区内の清掃作業所敷地内の建物に移した。

北区での調査対象の数値は

施設で測定した空間放射線量が毎時0.25マイクロシーベルト以上の数値が測定された場合、その箇所について具体的な対策を検討していくこととしている。

ではラドンとは

ラドンとはラジウムが変化するときに気体状になってくる放射性元素の事を指します。最も半減期の長いラドン222はウラン系列と呼ばれるウラン238を始まりとする天然の放射性壊変系列に属し、起源はウラン238(半減期 4.468×109年)→ウラン234(2.455×105年)→トリウム230(7.538×104年)→ラジウム226(1600年)→ラドン222 (3.8日)である。ラドン222の壊変生成物は数十分の半減期で高エネルギーのα線3本及びベータ線2本の放射線を出して鉛210(約22年)に至ります

 

 

今回は4年前の地震の影響とは違いますが、回収する人たちも後で知ってしまうと不安ですね。

 

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